元モーニング娘。でテレビ東京の紺野あさ美アナウンサー(29)がプロ野球ヤクルト杉浦稔大投手(24)と結婚していたことが10日、分かった。紺野アナはブログ、杉浦は球団を通じて発表した。ともに北海道生まれで、今年元日に杉浦の出身地、帯広市で婚姻届を提出した。昨季、杉浦の登板試合に紺野アナが応援に駆け付ける姿が何度も目撃されていた。

 紺野はテレビ東京の公式ブログで「かねてお付き合いをしてまいりました杉浦稔大さんと入籍しました」と結婚を報告した。杉浦について「真面目で男らしくて本当に優しい方です」と紹介。「同郷だからか食や音楽の好みも似ているところが多く、2人そろって非常によく食べたり、すぐに鼻歌をマネしあったり、テレビを見て一緒に大笑いしたり、日々の何げないことも一緒にいると、とても幸せに感じられ、自然とこれからもずっと共に歩んでいきたいなという気持ちが芽生えてきました」と結婚に至る経緯などもつづった。

 杉浦も球団を通じ「新たに守るべき存在ができ、今季に懸ける思いがより一層強くなっています。家族、スワローズ、どちらのためにも勝利に貢献できるよう日々励んでいきます」とコメントを発表した。

 交際は周囲も静かに見守ってきた。15年秋に知人を介して知り合い、交際に発展した。紺野アナが昨年、ヤクルトの本拠地、神宮球場での杉浦の登板試合に応援に駆け付け、スタンドで見守る姿が何度も目撃されていた。

 01年にアイドルグループ「モーニング娘。」第5期メンバーとして加入。愛らしいルックスで人気メンバーとなったが06年7月に卒業。その後アナウンサーになるため高卒認定試験を受けて合格、大学受験資格を取得後、慶大環境情報学部に入学した。11年にテレビ東京に入社、12年から約2年間、スポーツニュース番組「neo sports」を担当し、取材で球場などを訪れるようになった。

 杉浦は、帯広大谷高時代に甲子園出場こそなかったが、国学院大で3年春からエースとして活躍後、13年にヤクルトにドラフト1位で入団。背番号18を与えられ、期待されていたが、昨季は3勝2敗、防御率7・14と不本意な成績に終わった。今季から背番号58に変更となり、再起と飛躍をかけたシーズンを迎える。

 テレビ東京によると挙式や披露宴は未定で、紺野アナは妊娠はしていない。仕事も「当面は続けます」と話している。紺野はブログに「今まで感じたことのないような安心感をたくさん与えてくれた方なので、これからは私も、彼が安心してお仕事に集中できるよう少しでもお手伝いできたらと思っています」とつづっている。

 ◆紺野あさ美(こんの・あさみ)1987年(昭62)5月7日、札幌市生まれ。01年8月、高橋愛らと第5期メンバーとしてモーニング娘。(現モーニング娘。’17)に加入。06年7月に卒業、07年4月に慶大環境情報学部入学。11年4月テレビ東京入社。12年「世界卓球選手権」のリポーターを務めた。現在レギュラーは「紺野、今から踊るってよ」「なないろ日和!」。156センチ。血液型B。

 ◆杉浦稔大(すぎうら・としひろ)1992年(平4)2月25日生まれ、北海道出身。帯広大谷から国学院大を経て13年ドラフト1位でヤクルト入団。14年9月10日DeNA戦でプロ初登板。同24日にプロ初勝利を挙げた。今季から背番号18から58へ変更。プロ通算28試合6勝7敗、防御率5・00。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1500万円。