米動画配信ネットフリックスのドラマ「野武士のグルメ」の配信開始を記念したイベントが22日、都内で行われ、主演の竹中直人(61)鈴木保奈美(50)玉山鉄二(36)漫画家久住昌之氏が出席した。

 「孤独のグルメ」で知られる久住氏が原作の食漫画の実写化で、竹中演じる定年を迎えた男が、食の楽しさに目覚めていく姿を描く。食へのこだわりを聞かれた竹中は、「カレーですよ、カレー。カレー一筋。インドカレーが好き。香辛料、唐辛子のにおいをかぐと、テンションが上がる。幸せな気持ちになる。大好き。心から好き。めちゃめちゃ好き。いろんなところ行ってもカレー屋さんを探すほど」と、あふれるカレー愛を語った。

 その思いが通じたのか、イベント終盤には、20日に61歳の誕生日を迎えた竹中が、登壇者にサプライズで祝福された。妻役の鈴木からケーキを食べさせてもらうと、「なんて幸せな瞬間なんでしょう。カレーと思って食べたら、甘くておいしかった」と喜んだ。配信は世界190カ国で始まっているが、竹中は感激のあまり? 「これがまさか世界2600国に配信なんて…」と笑わせていた。

 収録の様子を聞かれ、玉山は「朝、7時ぐらいに(現場に)呼ばれて、かつらを着けて、8時から焼き肉を食べたりした。昼か夜ならなと思うことがあった」と、食ドラマの収録ならではの悩みを明かした。

 収録初日には、竹中の希望でカレーのケータリングが用意されたが、鈴木は「明るいうちにカレーを食べると眠くなって、本当に使い物にならなくなる。お昼はカレー食べないでいる」とまさかの体質を明かし、登壇者を驚かせていた。