V6岡田准一(36)主演映画「追憶」(降旗康男監督)の舞台あいさつで、興味深い話があった。

 ある殺人事件をきっかけに、刑事、被害者、容疑者という形で25年ぶりに再会した幼なじみ3人(岡田、小栗旬、柄本佑)を中心とした物語で、故高倉健さんの作品を数多く撮ってきた降旗監督と木村大作カメラマンによる“レジェンドコンビ”が、10年ぶりにタッグを組んだ作品だ。

 デジタルカメラが主流の中、「追憶」はフィルムカメラで撮影された。岡田はそんな作品で、なんとカメラマンデビューを果たしたというのだ。それも、物語終盤のかなり重要なシーンだ。

 岡田があるスタッフに「カメラの勉強をしたい」と話していたのを聞きつけた木村氏の粋な計らいで実現したというが、その木村氏は「確実にカメラマンとしても成功すると思います」と、岡田の腕に太鼓判を押していた。

 ネタバレになってしまうため詳しくは書けないが、岡田が撮った映像がどの部分なのか想像しながら見るのも、おもしろいのではないだろうか。