ジャニーズJr内ユニット「Love-tune(ラブ・トゥーン)」の安井謙太郎(25)が映画初主演することが3日、分かった。三羽省吾氏の同名小説の映画化「ニート・ニート・ニート」(宮野ケイジ監督、来年夏以降公開予定)で、高校時代の友人を無理やり誘い、北海道への貧乏旅に出る自由奔放なニートの若者を演じる。「まさか自分が映画の主演をやれる日が来るなんて思いませんでした」と驚いている。

 Jrのイベントでは得意のトークを生かして進行役を任されることが多い。14年ドラマ「黒服物語」や昨年公開の映画「ホーンテッド・キャンパス」に出演するなど映像の演技経験もある。「ニート・-」の竹村友里統括プロデューサーは「物語を引っ張る役どころ。ジャニーズJrでもリーダー的な存在として活躍されていたので適任だと思いました」と話す。

 今月3日にクランクインした。今後は都内と札幌、稚内、帯広、釧路など北海道でロケを行い、総移動距離は2000キロを超える。共演はジャニーズJr同ユニット森田美勇人(21)や山本涼介(22)灯敦生(ともり・あつき=23)ら。安井は「北海道というすてきな土地で素晴らしいキャストの皆さんとスタッフさんに囲まれて精いっぱい演じたい」と話している。

 ◆Love-tune(ラブ・トゥーン)ジャニーズJr内に多数あるユニットの中の1つ。昨年3月に結成発表。現在は安井、森田、萩谷慧悟(20)真田佑馬(24)諸星翔希(22)長妻怜央(19)阿部顕嵐(19)の7人組。歌やダンスだけでなくJr内ユニットで唯一バンドパフォーマンスを行う。安井はボーカル、森田はベース。9月6日から東京・帝国劇場「ジャニーズ YOU&ME アイランド」にも出演。