名古屋市は28日、人気お笑いタレントのたむらけんじ経営の「炭火焼肉たむら名古屋店」(同市中区)で食事をした客4人が下痢や発熱などの食中毒になったと発表した。3人から細菌「カンピロバクター」が検出され、市は同日、店を営業禁止処分にした。

 名古屋市によると、4人は18~21歳の男性でアルバイト仲間。14日に同店で生肉を含む料理を食べ、16日から体調を崩した。1人は入院したが、いずれも快方に向かっているという。同店は6月6日にオープンしたばかり。

 たむらけんじは「不祥事を起こした責任は極めて重大で深く反省する」などのコメントを発表。大阪などの3店舗も27日から3日間、営業を自粛し、当面は生肉の販売を中止するという。