自宅で大麻を持っていたとして、大麻取締法違反(所持)の罪に問われたロックバンド「男闘呼組(おとこぐみ)」の元メンバー成田昭次被告(41=本名成田昭二)に、東京地裁は10日、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)の判決を言い渡した。

 秋吉淳一郎裁判官は判決理由で「約10年間、精神的にリラックスできる感覚を味わうために大麻を使用し続け、依存性や常習性がうかがわれる」と指摘した一方で「深く反省する様子を見せており、更生に期待するのが相当」と述べた。

 被告は初公判で起訴内容を認め「ファンの皆さんや関係者に迷惑を掛けた」と謝罪していた。

 判決によると、成田被告は9月27日、東京都渋谷区の自宅で乾燥大麻1・689グラムを所持した。

 男闘呼組はジャニーズ事務所に所属していた男性4人組バンドで、1988年にレコードデビュー。被告はギターなどを担当し、93年に解散した後は別のバンドなどで活動していた。

 [2009年12月10日12時18分]ソーシャルブックマーク