6月に急死した米人気歌手マイケル・ジャクソンさんに関する米連邦捜査局(FBI)の文書が22日公開され、ジャクソンさんが無罪になった、子どもへの性的虐待事件の裁判が開かれた2004年当時、警察が裁判所へのテロを懸念していたことが明らかになった。

 審理が行われたカリフォルニア州サンタバーバラの裁判所に世界中のメディアが殺到し、テロの「ソフトターゲット(狙いやすい標的)」になる恐れがあるとして地元警察がFBIに協力を要請。FBIはテロの危険はないと判断したが、黒人イスラム団体の関係者が傍聴に来ていることなどを伝えたという。

 米メディアの情報公開請求で開示されたのは1992年から2005年までの333ページ。ほかに1992年にジャクソンさんが脅迫された事件の文書などもあるが、捜査上支障が出るとして非公開となったものもある。

 [2009年12月23日10時46分]ソーシャルブックマーク