歌手和田アキ子(61)が11日、肺の生活習慣病と言われるCOPD(慢性へいそく性肺疾患)広報大使に就任し、都内で行われた発表会見に出席した。1日2箱半のヘビースモーカーだった和田は、08年に軽い肺気腫と診断された。医師から「歌えなくなる」と言われて禁煙。「止めて3年。声の出もいいし、幅も広がった。(吸いたい)誘惑もあった。そんな時期にこのお話をいただいた。神の啓示かと思った」と禁煙への思いを強めた。

 COPD検診を勧めたい芸能人は?

 と聞かれ「(明石家)さんまかな。誰も注意しないから」とピシャリ。実際、禁煙の輪を広めており、タカアンドトシのタカには「止めないと、私と2泊3日の旅行だからね」と迫ったと明かした。

 COPDとは慢性気管支炎や肺気腫など、主に喫煙習慣が原因で発症し呼吸機能が低下していく病気の総称。国内患者数500万人と推計されている。和田は「自分の体験を話すことで、ひとりでも多くの方にこの病気の怖さを知ってもらいたい」とPRした。