舞台「大奥

 第一章」が2日、東京・中央区の明治座で初日を迎え、初座長の松下由樹(43)と木村多江(40)が心境を語った。女のバトルを描く豪華絢爛(けんらん)な衣装は総額2億円。松下は「この打掛は1500万円です~」と袖を広げて笑顔をみせた。

 着物の数々は京都の職人が金糸、銀糸をふんだんに使って作った一点物という。春日局役の松下は「着替えは16回。舞台裏ではものすごく走って、チームワークであっという間に着替えが終わっています」。対立する3代将軍の母、お江与を演じる木村は「頭も重い…」。

 普段は仲がいいとしながらも、2人は「本番で集中した時は、火花散りますよね~」と息を合わせてバトルモード。松下は「男性が見れないわけではないので」と笑いながら「生き方が違っても、精いっぱい生きた女たちを見てほしい」と話していた。