先月に日本相撲協会を定年退職した大相撲の前三保ケ関親方で元大関の増位山太志郎(65)が4日、都内の明治記念館で、新曲「夕子のお店」(11月20日発売)の出陣式に臨んだ。

 「無事に大相撲界を定年して、これからは歌で生きていきます。歌があることが、次にやりたいことがあることが、本当に幸せ。相撲では大関止まりでしたが、歌謡界では横綱を目指します」と意気込んだ。

 増位山は、力士として現役だった74年に「いろは恋唄」で歌手デビュー。同年の「そんな夕子にほれました」が大ヒットして、77年の「そんな女のひとりごと」は130万枚セールスとなり、ミリオンヒット歌手として、一世を風靡(ふうび)していた。

 昨年7月には、松居直美とのデュエット曲「秘そやかに華やかに」で再デビューし、USENリクエストチャートで1位を取るなど、話題になっていた。