歌手武藤彩未(18)が29日、東京・渋谷のO-EASTでデビュー記念ライブを行った。

 昨年7月に初のソロライブを行った思い出の地でデビューアルバム「永遠と瞬間」収録のタイトル曲など13曲を熱唱。「今日はデビューして初めての記念ライブ。盛り上がっていきましょう!」。

 アルバムにも収録していない新曲「RUN

 RUN

 RUN」も初披露。歌唱前には、タオルを使っての応援エクササイズを“直接指導”。何度も頭上で大きく振り回しながらファンとの一体感を堪能した。

 「すごく楽しいです。でも、まだまだ付いてきてくださいね」。ステージを右に左に所狭しと移動しながら盛り上げた。「みんながいるから頑張れる。私、もっともっと大きくなって帰ってくるから。これからも応援してください」と約1200人のファンに呼びかけた。

 この日は18歳の誕生日でもあり、サプライズとしてケーキが登場。ファンの「おめでとう」の大合唱に目を潤ませた。「18歳は飛躍につなげる年にしたい。すてきな歌をもっともっとずっとずっと歌っていきたい。今日の私は世界で1番幸せ者です」。愛娘の晴れ舞台を客席から父の武藤善則調教師が夫人と一緒に見守っていた。

 武藤はアイドルグループ「さくら学院」のメンバーとして活躍してきたが、グループ全盛の時代だからこそ「ソロ歌手の時代を作りたい」とソロに転向。勝負の世界に生きる父と同じく、149センチの体を張って馬車馬のように芸能界を全力で疾走していく。