打倒X21!!

 俳優武田鉄矢(65)がプロデュースする4人組アイドルグループ「赤マルダッシュ☆」(以下=赤マル)が24日、東京・赤坂BLITZで開催された「アイドル甲子園~五月の舞~」に出演し、同じ所属事務所のアイドルグループ「X21」をライバル視した。

 メンバーは「赤いきつね」などと商品名が書かれた衣装に、ヤカンを持って登場。北沢鞠佳(18)が、ファン約500人の前で「まだまだお湯を入れたばかりですが、Smiles

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 allでよろしくお願いします」とあいさつすると、ファンから「食べてるよ~うどん」などと声援が飛んだ。

 赤マルは昨年8月、東洋水産「マルちゃん赤いきつね」に発売当初からCM出演している武田が発案した食べるアイドルこと“食べドル”として結成。4人は大手芸能事務所オスカープロモーションに所属し、「赤いきつねうどん」「緑のたぬきそば」など担当商品の擬人化がされている。同12月には、CM曲「赤マル急上昇ダッシュ!!!!」を配信。作詞作曲はももいろクローバーZやでんぱ組.incなどを手掛けるヒャダイン、振付はパパイヤ鈴木が担当した。CM曲の再生回数は動画サイトYouTubeで6万回以上を誇る。ただ、持ち歌が1曲しかないため、この日の20分間のライブでは異例の「赤マル急上昇ダッシュ!!!!」を3回続けて熱唱した。メンバーは「早く次の曲を出したい」と懇願している。

 また、ライバルには同じ事務所で同世代の「X21」をあげた。X21は、国民的美少女コンテストのファイナリストで結成された、いわばエリートだ。一方、赤マルは玉城茉里(19)以外は同コンテストで書類落ちしている。玉城は「X21は全員が白のワンピースが似合うようなせいそな美人ばかり」と説明し、「赤マルは正反対の色物アイドル。雑草魂で絶対に負けません」と闘志を燃やした。決して不仲ではないという。目標は「紅白歌合戦出場」を掲げ、北沢は「『赤いきつね』の担当だし、紅組にピッタリ。ぜひ、入れてください!!」とNHKへ要望した。

 “食べドル”としての活動も忘れていない。全員が週数回は自身の担当商品を食べている。北沢は「コンビニへ行くと、必ず商品が売れているか確認しています。どうしても、(競合でSMAP中居正広がCM出演している)『どん兵衛』は意識してしまいます」。「黒い豚カレー」担当の川村彩花(16)は「夏は暑いせいか、カップ麺を食べる人が減るので、バーベキューなどでカレーが失敗した時のために『豚カレー』を常備してほしい」とアピールした。

 今月31日には長野・松本市で開催される「信州夢街道フェスタ2014」に出演し、初めてAKB48(Team8)と同じステージに立つ。玉城は「次元が違うアイドルのパフォーマンスを見て勉強します。長野はそば処なので、『緑のたぬき』も負けないようにしたい」と、信州そばもライバル視した。