「ギネス世界記録に挑戦!

 TAKARAZUKA

 1万人のラインダンス」発表会見が27日、兵庫・宝塚市役所で行われた。宝塚歌劇団OGも出席。ダンス曲や振り付けなども公開された。

 宝塚歌劇団100周年、市制60周年、手塚治虫記念館20周年のトリプル周年を記念し、11月1日に開催。劇団伝統のラインダンスで、ギネス世界記録達成を目指す。現在の記録は、12年6月に米ニューヨークで記録された2569人。今回は全国から参加者を公募し、観客と合わせて総勢1万人を動員する予定。宝塚大劇場前の武庫川河川敷で約2・5キロにわたって、5分20秒間ダンスする。

 会見には、総合演出を手がける宝塚歌劇団の岡田敬二氏(73)や、演出の三木章雄氏(66)音楽の吉崎憲治氏(80)も出席。100周年を支えてきた演出陣が、一大イベントをプロデュースする。ダンス曲は「おおタカラヅカ」「鉄腕アトム」「すみれの花咲く頃」「ビバ!宝塚」「宝塚フォーエバー」と同市ゆかりの5曲メドレー。振り付けは誰でも踊れるやさしい構成とされている。

 同市出身の宝塚歌劇OG汐美真帆(40)は会見で「ラインダンスはつながりを感じる。また踊るのが楽しみ」と、19年ぶりになるというラインダンス参加を心待ちにしていた。

 実行委員長は、大学2年の逢坂仁葵(にき)さん(20)。2年前、同市の子ども委員を務めていた時にイベントを発案していた。「思い描いた夢が実現しようとしている。ラインダンスを成功させ、地域活性化、宝塚の良さを分かち合いたい」と意気込む。同市の中川智子市長、宝塚歌劇OGの英マキらも会見に同席した。

 参加申し込みは7月20日午前10時から開始。インターネットとFAXで受け付ける。参加費500円で中学生以下は無料。7月27日には、第1回公開練習が予定されている。詳細は公式ホームページ(http://t-linedance.com/)。ダンス動画も公開されている。問い合わせは事務局電話0797・76・5432まで。