覚せい剤取締法違反(所持と使用)で起訴されたASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判(東京地裁)で一般傍聴席をめぐる抽選倍率が、126倍になった。

 28日の公判前に、東京・日比谷公園で抽選が行われた。一般傍聴席21席に対し、抽選に2646人が並んだ。同裁判所で今年最高の倍率となった。

 先月22日に行われた同違反で起訴された栩内(とちない)香澄美被告(37)の初公判では、一般傍聴席21席に対し、抽選に940人が並び、44・8倍になった。

 09年10月には、覚せい剤取締法違反の罪に問われた酒井法子の初公判が日本の刑事裁判史上最高の競争率を記録している。当日、一般傍聴席20席に対し、抽選に6615人が並び、約330倍だった。