落語家桂小枝(59)が26日、大阪・天満天神繁昌亭で、芸能生活40周年記念落語会の千秋楽を迎え、8時間耐久落語会に挑戦することを発表した。

 来年2月8日、大阪・ABCホールでゲストなし、単身で全16席を演じる。

 小枝によると、不安はのど。「声出んようになったらやめなあかん。途中でやめたらお金(料金未定)返します」との公約も出た。

 そもそも、なぜ8耐落語なのか-。これには「インパクト大やから。8時間、1人でしゃべる言うたら、どのはなし家も驚くんで、ちょっとでも若いうちにやっとこう」と考え、還暦を前にチャレンジを決めた。

 インパクトといえば、昨年は不倫騒動もあった。「こういうのもこれから、ネタにして、どんどんやっていこうと。そういうこと」。還暦を前にしても、刺激を求めてやまない。

 そんな小枝は、この日、サプライズゲストとして招いた兵庫・宝塚高の後輩でタレントの東野幸治(47)に愛の説法も。離婚後、元妻と再婚した異色遍歴の東野に向かい、家族と夫婦円満を説いた。

 「人間て、みんな最初はひとりぼっちで、結婚して点と点が線になって、子どもが1人できて三角形、2人できて四角形になって、孫ができて、どんどん増えて円になる。これを円満というねん」

 小ばなし風であり、一理ある話に、東野も「(不倫騒動の)師匠に言われてもなあ」と、苦笑しながらも、その論理には納得し、うなずいていた。