吹石一恵(32)主演して20日にスタートするTBS系ドラマ「ママとパパが生きる理由。」(木曜午後9時)の制作発表が14日、都内で行われた。

 同作は、昨夏に亡くなった故芽生(めい)さんの著書「私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。」が原作。全5話で2人の子どもを持ちながら、がんのため余命宣告を受けた夫婦の実話をベースにしたストーリーとなっている。

 同時間帯には初回から6週連続で視聴率20%以上(ビデオリサーチ調べ、関東地区)のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が放送されているが、吹石は「あまり意識はしないです。ドクターXはすばらしいですが、私たちは私たちのカラーがある。マイペースに」と意気込んだ。妻に続き自身も肺がんとなる夫役の青木崇高(34)は「大門さんに治してもらえれば」と笑いを誘った。

 この日は長女役の渡辺このみ(8)長男を演じる五十嵐陽向(5)も出席。撮影の雰囲気について、青木は「子どもたちがかすがいになっている。普通の夫婦に近いような感覚」。この日もまるで本物の家族のように仲むつまじい様子だったが、今後の結婚願望を聞かれ、吹石は「今はこの家族が最高。家族以外のことは考えてない」と話した。