芸名「ほっしゃん。」から、本名に戻したタレント星田英利(43)が16日、大阪市内で、出身の大阪府阪南市観光大使への就任式に出席し、改名の理由を明かした。

 「星田英利を名乗るのは、ほんまこの世界入ったころだけで、その後は(お笑いコンビ)チュパチャップスの星田で、チュパチャップスが外れて、ほっしゃん。になって、仕事をしてきて、はたと『本名でええ思いしてないな』と思って。生まれた名前に、ちょっとでも、ええ思いもさせてやろうと思ったんです」

 生を受けた名前を世に送り出したく、改名したという。そんな思いと、故郷の観光大使への意気込みも、近いものがある。

 阪南市は、だんじりで知られる岸和田市や、政令指定都市の堺市を含む大阪府南部地域を指す「泉州」に位置するが、全国はおろか、府内での認知度も低い。91年に誕生した府内最新の市で、世界の玄関口・関空のおひざ元。、星田いわく「山も海もあって、自然で遊んで育った。ビーチもたくさんあるし、地酒もうまい」のだが…。

 星田は自身の本名“発掘”と同じく、故郷の魅力もアピールしたいといい、「いろんなアイデアを出しあって、有名にしていきたい」と話していた。