180万部以上を売り上げたケータイ小説「赤い糸」を、南沢奈央(18)主演でフジテレビが映像化&連ドラ化し、放送と映画公開が同時になることが23日、分かった。連ドラ、映画ともに初主演となる南沢は「映画、ドラマの主演で不安もありますが、とても楽しみ。今しかできない純愛作品、心に残るような作品にしたいですね」。

 「赤い糸」は喫煙、飲酒、セックス、薬など10代の衝撃的な生きざまを描いた作品で、06年7月にケータイ小説ランキング初登場。中高生を中心に人気を呼び、総アクセス1600万人を突破。昨年映画がヒットした「恋空」と並ぶ伝説のケータイ小説と言われている。

 フジテレビでは12月初めに連ドラをスタート。初回と2話で物語のプロローグを描く。映画は12月20日に松竹系で公開。映画は原作にオリジナルの要素を加えてダイナミックに、連ドラではサイドストーリーを色濃く見せるという。

 南沢の相手役にフジテレビ系「ハチワンダイバー」で主演中の溝端淳平(19)、親友役を岡本玲(17)が演じる。ほかにも桜庭ななみ、木村了、石橋杏奈、柳下大らが出演。HYが主題歌「366日」を歌う。