黒人演歌歌手ジェロ(27)と歌手長山洋子(40)が9月30日、都内のビクタースタジオで行われたアルバム「15の宝石」(1日発売)の発表会に参加した。98年に77歳で亡くなった国民栄養賞の作曲家、吉田正さんの名曲の数々を集めた作品。ジェロはフランク永井の「有楽町で逢いましょう」をカバーし、生前の吉田さんが愛用した施設内の301スタジオで披露した。

 永井と同じキーで歌っており「低音で難しかったですが、より魅力的になったと思います。子供のころ聴いていた曲なので緊張しました」。アルバムには美空ひばりさんの「落葉しぐれ」や石原裕次郎さんと八代亜紀の「東京ナイト・クラブ」などカバー音源も収められ「この並びにジェロの名前が入ったことにビックリしました」と照れ笑いした。「誰よりも君を愛す」をカバーした長山も「ジェロ君、頑張ったよね。ステキな低音で渋い大人に見えました」と納得していた。