近藤真彦(45)が肩甲骨を折る大けがをしていたことが10日、分かった。近藤はこの日、都内で行ったクラシックカーレース「ラ・フェスタ・ミッレ・ミリア

 2009」(10月10~14日開催)の発表会見に、右腕を三角巾(きん)でつるし、サポーターを巻いた痛々しい姿で出席した。

 6日に出場した佐渡国際トライアスロン大会で自転車走行中に転倒し、右肩甲骨の一部を骨折した。10キロ地点で給水を受けようと左手を伸ばし、右手でブレーキをかけた瞬間にスリップし、そのまま2回転した。ボランティアスタッフに医務室行きを勧められたが、骨折と分からなかったこともあり、レースは続行。「途中で泣きが入りそうになった」と激痛に耐えながら、自転車の残り95キロとマラソン20キロを約5時間半かけて完走。タイムは当初の目標よりも40分以上早い7時間13分だった。

 翌7日に都内で検査を受け、全治1カ月半と診断された。長年続けたカーレースでも経験のない重傷だった。レーシングチームの監督業を含む今後の仕事には「支障はありません」。トライアスロンは4月の石垣島大会に続く2度目の出場。「こっそり続けていこうと思っていたら、こんな形で公表することになっちゃった」と苦笑いした。

 [2009年9月11日8時11分

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