俳優坂口憲二(33)が、NHK土曜ドラマ「君たちに明日はない」(来年1月16日スタート、土曜午後9時)に主演することが8日、分かった。山本周五郎賞を受賞した垣根涼介氏の同名小説のドラマ化。坂口はリストラ請負会社に勤める面接官を演じ、瀕死(ひんし)の会社に乗り込み社員面接を行い、希望退職という名目で相手を退職に追い込んでいく。世界的不況で雇用状況が悪化している昨今の時代にマッチする内容で、収録を前に坂口は「おもしろそうだと思いました。リストラ宣告人という時代を象徴するような難しい役ですが、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。
NHK土曜ドラマは06年から社会派エンターテインメント作品として放送され、登山家を描いた「氷壁」(玉木宏主演)や金融界を描いた「ハゲタカ」(大森南朋主演)など話題作を輩出している。
今回もリストラがテーマで、『クビキリのプロ』が相手の人生や生活にまじめに向かい合い、悩み苦しみながらも職務を遂行する姿を描く。屋敷陽太郎プロデューサーは「クビキリのプロの目線を通して、現代日本の会社、仕事、労働といった問題を見つめ直したい。主人公は演技力のみならず、人間としての本質の部分で誠実さや奥行きも画面に出てくる役柄で、坂口さん以外は考えられないキャスティング」と話した。坂口にとってNHKのドラマは02年の「精霊流し~あなたを忘れない」以来8年ぶり。収録は10月中旬から年内にかけて行われ、俳優坂口にとってステップアップする作品になりそうだ。
[2009年10月9日9時21分
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