「手紙~親愛なる子どもたちへ~」がヒットした歌手樋口了一(45)が、命をテーマにした曲を集めたアルバム「よろこびのうた」を発売することが1月31日、分かった。オリジナルの新アルバムは、前作「GOGH」以来約14年ぶり。「命への希望の歌という1つの方向を向いたアルバムを、ようやく作れた実感があります」。ジャケット写真では、収録曲「ふたば」の中で歌った、長女ふたばちゃん(2)と初の共演も果たした。

 タイトルにもなった「よろこびのうた」は、06年に着想した歌だった。当時から人の命について考えることが多かったが、思いを消化できず制作を中断。07年に「手紙」の元となるポルトガル語のメールと出合い「命は死を超えて続く揺るぎなきもの」という境地に達し、制作を再開し完成した。樋口は「『手紙』に近いことを思うようになっていたから『手紙』ができたんだと思うし、他にもそういう曲ができた。『手紙』と『よろこびのうた』はつながっています」と話した。

 [2010年2月1日6時42分

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