分裂騒動で揺れる韓国5人組ガールズグループKARAが28日までに、現在の5人体制での活動を継続することで事務所側と基本合意した。メンバーの代理人を務める弁護士が明らかにした。

 中央日報によると、所属事務所のDSPメディアに専属契約解除を通知したメンバー3人(ニコル、スンヨン、ジヨン)の弁護士と親が待遇改善の「要望書」をもとに、所属事務所と2日間にわたって協議。この日までに「5人で活動すること。日本で決まっているスケジュールをこなすことで合意した。日本での活動再開時期については決まっていない」と報じた。懸念された解散の危機は回避された形だが、双方は完全合意に達しておらず、今後も交渉を続ける。

 KARAはテレビ東京系ドラマ「URAKARA」(金曜深夜0時12分)に主演しており、この撮影など当面のスケジュールをこなしていくとみられる。

 一方、テレビ東京は28日、撮影が完了していない第4話(2月4日放送分)を1~3話のダイジェスト版に差し替えて放送することを発表した。同局は、メンバーが来日した後に、撮影を行い、第4話を「翌週(11日)の放送分に充て、番組を継続できるよう調整したい」との意向。5人のスケジュールは未定だが、週明けにも来日するとみられる。

 [2011年1月29日7時35分

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