EXILEの全国5大ドームツアーが16日、大阪・京セラドームで開幕した。年内でパフォーマーを引退すると発表したリーダーHIRO(43)にとって最後の全国ツアー。来年からプロデューサーとしてさまざまな仕掛けを展開する予定で、この日はその第1弾「エグザイル・トライブ・パーフェクト・イヤー

 2014」を発表。今後の活動について「最高のエンターテインメントを突き詰めていきたい」と意気込みを語った。

 HIROはこれまでと変わらぬパフォーマンスを披露した。幅100メートルを超える巨大ステージ。アリーナを周回する大型トロッコに乗り込み、大歓声で沸き上がる観客を喜ばせた。パフォーマー引退を発表してから最初の本格ステージだけに、登場のたびに、ひときわ大きな歓声と拍手が起こった。パフォーマーとしてデビューしたZOO時代の大ヒット曲「Choo

 Choo

 TRAIN」や、EXILEのカバー曲「銀河鉄道999」、最新曲でツアーテーマ曲「EXILE

 PRIDE

 ~こんな世界を愛するため~」など全26曲を披露。ATSUSHI(32)は「新たな節目を迎えます」とファンに呼びかけていた。

 HIROは来年から、華やかなステージを降りて、裏方のプロデューサーとして「EXILE一族」を導いていく。この日のアンコール直前、大型映像でプロデュース第1弾の内容が発表された。来年1年間を通じて、所属事務所「LDH」のアーティストの単独公演を軸にさまざまな企画を実施し、合計200万を動員する壮大なプランだ。今年の5大ドームツアー(23公演)でも動員は90万人。活動規模がスケールアップすることは間違いない。

 まず現時点でEXILE、J

 Soul

 Brothers、EXILE

 ATSUSHIらの単独公演が決定。日々出演者を替える「THE

 SURVIVAL」やTAKAHIROらボーカルオーディション出身者による「VOCAL

 BATTLE

 STAGE」など、新しい企画にも挑戦する。HIROは「多くの人たちが笑顔になり、元気になっていただけたらうれしい。皆で一丸となり、力を合わせ、最高のエンターテインメントを突き詰めていきたいと思います」とコメントした。プロデューサー専念で、EXILE新時代を築き上げる。【山田準】