タレント永六輔(80)が約46年間パーソナリティーを務めてきたTBS系ラジオ番組「永六輔の誰かとどこかで」(月~金曜、午前11時38分)が9月27日の放送で終了することが29日、同局から発表された。永は数年前からパーキンソン病などを患っており、終了の理由について同局編成部は「永さんの体調を含め総合的に判断した」と説明。今後は年に数回、1時間ほどの特別番組を放送することを考えているとした。

 この日の放送でも永が、女性アシスタントに「結婚してください」と切り出し、「…というんだったらよかったんだけど。去年の暮れあたりから体調を崩して大変だった。いっぺん休んじゃおうと。休むタイミングを見計らっていました。できるだけ早く新しい『誰かとどこかで』を放送できるように頑張ります」と、冗談を交えながら終了を報告した。

 同番組は67年1月2日に始まった「どこか遠くへ」が前身で、69年10月から現在の番組名になった。9月27日の最終回で通算1万2629回になる。来月中旬ごろ収録予定。一方、同局の「土曜ワイドラジオTOKYO

 永六輔その新世界」(土曜午前8時半)は放送を継続する。