秋葉原のアイドルが新たな挑戦をする。6人組アイドルグループ、でんぱ組.inc(以下=でんぱ組)の夢眠ねむが8月16日に横浜中華街にオープンするアートカフェ「東アジア文化都市2014横浜カフェ~ヨコハマサイドステージ~」(11月16日まで)にクリエーターとして参加することが24日、分かった。

 東アジア文化都市は今年1月から11月まで、横浜市、中国・泉州市、韓国・光州広域市で行われている文化交流事業。でんぱ組は昨年12月に同事業の広報親善大使に就任した。同カフェは事業の一環で「食とアート」を通じて、日中韓の相互理解を図ることを目的に開業する。各国のお茶やスイーツを堪能でき、伝統音楽のミニライブも開催される。

 クリエーターには、美術家、作詞家としても活躍する夢眠が参加する。夢眠はでんぱ組が誕生したライブバー「秋葉原ディアステージ」で定期的に手料理イベント「夢眠軒」を開催している。丼ものなどの豪快な“男飯”を調理し、毎回、即完売となる。関係者によると、夢眠はカフェで「横浜版夢眠軒」やオリジナルメニューの開発を行う予定。また、多摩美大卒の経歴を生かし「夢眠ねむ展」も検討されている。料理が得意な相沢梨紗も企画やイベントに参加するという。

 同店は、でんぱ組プロデューサーの福嶋麻衣子氏が手掛ける。福嶋氏は「国際都市の横浜らしく、外国人も訪れるようなお店にしたいです」と意気込む。

 でんぱ組の広報親善大使としての活動も今秋のコア期間に向けて本格化する。8月8日には横浜みなとみらいホールで開催される「ヨコハマ・ポップス・オーケストラ」に出演。横浜市内の一日駅長や、プロ野球DeNA戦で始球式を務めるプランも浮上している。