東京都の小池百合子知事は30日までに、自身のツイッターで、20年東京五輪・パラリンピックで必要な金・銀・銅メダル計5000個の製作に、不要になった携帯電話などに含まれる金属をリサイクルして活用する意向を示した。携帯電話1台には金0・048グラム、銀0・26グラム、銅12・668グラムが含まれ、携帯なら最低約500万台が必要だと指摘。近く、都庁に「都市鉱山」の回収ボックスを設置する方針も示した。

 大会費用の分担問題で、近隣自治体と責任の押し付け合いが続き、国民や都民の「五輪離れ」が懸念される中、大会への期待を盛り上げる活動の一環とみられる。大会組織委員会も、同様のプロジェクトに取り組む方針を発表している。