ロッテは23日、林信平球団本部長(55)が都内で取材に応じ、過去の選手間の金銭授受に関し、追加公表した。すでに明らかにしていた「声出し」以外にも大きく分けて3点あったと説明した。

 <1>試合や練習時のノックでエラーした選手が500円から1000円を供出する。

 <2>1軍に昇格した時、ヒーローインタビューを受けた時など好成績をおさめた時に1000円から1万円を供出する。

 <3>遅刻、忘れ物、門限破りなどルール違反の罰金として1000円から1万円を供出する。

 これらはプールして投手会や野手会などの費用に充てていた。

 いずれも行われていたのは昨年までで、今年(1月29日のコミッショナー通達以後)は行っていないと話した。日本野球機構(NPB)には、この日報告を済ませた。

 林本部長は「いずれも個人のポケットには入っていません。野球賭博などの有害行為、反社(会的勢力との交際)などはありませんでした。これでいちおう調査のメドはたちました」と話した。