引退を表明している天龍源一郎(65)が会場にスーツ姿で登場し、かねて挑発を受けていたIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(27)に、11月15日の引退試合(両国国技館)での対戦を約束させた。リングで相対したオカダから「天龍さん、僕と同じ時代じゃなくて良かったですね」とさらなる挑発を受けると、「あんちゃん、吐いたツバはのみ込めねぇぞコノヤロー」と怒り心頭。

 オカダが「どうなっても知らないですよ。それでもいいならやりましょう」としぶしぶ受諾すると、「よく言ったよ、お前。平成の格好いい男だ」とニヤリ。「その時まで、楽しみに体を鍛えておいてやるよ」と言い捨て、すぐさま激しいにらみ合いを展開した。昭和を代表する「ミスタープロレス」と、業界をけん引する若き王者による“38歳差対決”が決定的となり、会場は大歓声に包まれた。