全日本プロレスのレジェンド、川田利明(54)がプロデュースするHOLY WAR旗揚げ大会が26日、新木場1st Ringで開催された。

 全6試合が行われ、第3試合には川田が、元全日本でノアの丸藤正道(38)とのトークバトルに登場。新弟子時代、故三沢光晴さんの付け人を務めたという丸藤は、川田との接点はほとんど無かったという。川田は「三沢さんと戦うようになってから、三沢さんやその周囲の人とは話をしなくなった。丸藤の印象もほとんどない」と話した。その丸藤が、25日の全日本プロレス後楽園大会で、川田の得意技のステップキックと起き上がり小法師(こぼし)式逆水平チョップを秋山準に対して披露。その技の継承を「あの技を受け継げるのはオレしかいない」と宣言した。川田はうれしそうに「もっと練習して」と返答した。

 川田と丸藤のシングル対決は、10年4月のノア大阪大会。グローバルリーグで川田が丸藤を破っている。川田は、その時の印象を「丸藤は三沢さん的なセンスを持っている。他のレスラーにはないような、何をやってもできてしまう」と語った。丸藤が決勝に進出した全日本のチャンピオンカーニバルについて「チャンピオンカーニバルにはオレが1番出場している。そのきつさも普通じゃない。最後まで残ったのなら、そこからが大変」とエールを送っていた。丸藤は、9月1日の20周年記念両国国技館大会への川田の出場を要請。トークバトル終了後には「まだ引退してないんでしょう? 試合してもらいますよ」と話していた。川田は、第2弾を7月8日に開催することを発表。また、14日に亡くなった故ジャイアント馬場夫人の馬場元子さん(享年78)をしのんで、出場全選手、関係者による黙とうも行われた。大会後、川田は「ボクの名前であれだけの選手が集まってくれて、あれだけのパフォーマンスでお客さんも喜んでくれて、100点以上。次回は、120点、150点が取れるように、レスラーたちの頑張りと、カードも組んでいかないといけない」と大会を総括した。