安倍晋三首相は9日、都内で行われた二階派のパーティーであいさつした際、旧民主党政権を再び、「悪夢」と挑発した。

12年前の参院選で、民主党に敗れた経緯に触れた中で言及。その上で、持論の憲法改正に関して「しっかりと議論していくのは議員の責務だ。そうしたことも含めて参院選で堂々と主張しながら、あの悪夢が再び舞い戻ってくることがないよう、しっかり勝ち抜きたい」と述べ、憲法改正を参院選でも主張する意向を示した。

一方、首相は、参院内閣委員会で、条件を付けずに北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談を目指す意向を示したことについて、制裁緩和や国交正常化を優先する意図はないとした上で、「あくまでも拉致問題を解決する上で、私自身が金氏と話をしなければならない」と強調した。