北海道コンサドーレ札幌は7日、札幌に戻ってから初の全体練習を行った。J1開幕の2月25日ベガルタ仙台戦で右ふくらはぎを負傷したMF宮沢裕樹主将(27)が、チームに完全合流した。6対6のパスゲームなど全体メニューをこなし、「問題なかった。あとはコンディションをどれだけ上げていけるか」と、ホーム開幕戦となる11日のC大阪戦(札幌ドーム)へ意欲を見せた。

 開幕戦後、1日には一部練習に参加していたが、前節4日の横浜戦では、大事を取ってチーム同行を取りやめた。0-3のスコアにも、前向きな姿勢は失わない。「結果自体は悔しいですけど、自分たちは1試合1試合で下を向いてる暇はない。(前半)最初の方で決定機もありましたし、ああいうのをモノにしていければ勝ちに転んだかもしれない」と話す。

 C大阪戦は、5年ぶりに復帰したJ1でのホーム開幕戦。2連敗中だが、宮沢は「楽しみにしていたサポーターがたくさん来てくれると思うので、その前でしっかり勝って、ここからまたスタートを切れるようにやっていきたい」とホームの利を生かし、サポーターの後押しも力に変える。開幕3戦目、今季初勝利へ一丸となる。【山崎賢人】