J1残留が絶体絶命のG大阪が、来季も現有戦力で臨む方針であることが25日、分かった。最終節磐田戦(12月1日、アウェー)を残しJ2降格圏の16位にいるが、梶居強化本部長は「残り1試合は選手が全力を尽くし、勝つことを信じている。そうすれば何かが起きる」と力説。一方で残留は他力のため強化部として最悪の事態も想定。仮にJ2に降格した場合でも「大きく(選手を)入れ替えるつもりはない」と明かした。

 選手の契約通知はリーグ終了後となる見通しだが、戦力外などを含め、大幅な血の入れ替えはしない方向だ。来季監督には、一昨年まで清水を率いた長谷川健太氏(47)が有力候補に挙がっており、リーグ戦終了後に本格交渉に入る見通し。同強化本部長は、監督について「私の中で考えはあるが、今は言えない。(正式に)動くのは最終戦が終わってから」と話すにとどめた。