横浜三浦が「ヒールアップ投法」披露
「ハマの番長」横浜三浦大輔投手(32)が4日、06年の「新フォーム」を披露した。三浦は母校の奈良・高田商を訪れ始動。恩師の山下善啓監督(42)や野球部員41人が見守る中で、左足を上げた際に、右足かかとを浮かせる「ヒールアップ投法」を繰り返した。三浦が高校3年まで採用していたフォームという。まだ、試作段階だが、2段モーション禁止で模索中の三浦が、高校時代のフォームからヒントをつかんだ。
懐かしい土の香りが、15年前のフォームを思い出させてくれた。約2時間、ランニングとノックで汗を流すと、三浦は勇んで思い出のブルペンに向かった。寒さからボールの使用は避けたが、グラブとタオルを持ってのシャドーピッチング。ノーワインドアップ、ワインドアップの2種類のフォーム、さらには左足を上げた際に、軸足である右足のかかとを浮かせる「ヒールアップ投法」を繰り返した。
「ヒールアップ」は、三浦が高3まで採用していたフォームだ。今年から2段モーションが禁止となるため、新フォームを模索する中で検討してきたものだった。この日、母校でその思いは強くなった。「ブルペンで当時の記憶がよみがえってきました」。右かかとを高く上げることで、従来の左足を2度浮かす旧フォームからの脱却を図ろうというものだ。
年末には、高3の夏の県予選決勝のビデオを見た。「ヒールアップでバランス良く投げていた。投球の材料はそろった。あとは組み立ての問題だけです」と手応えをつかんだ。「当時とは体格も違うし、そのまま昔には戻れない。基礎を生かして06年版の三浦大輔を作りたい」。春季キャンプでは合計2000球の投げ込みを予定している。
プロ入団後、初の後輩たちとの練習も刺激になった。「みんな本当に野球を愛している目をしていた。自分も初心を忘れずに頑張りたい」。原点からの再出発。番長はあらためて母校のありがたさを感じ取っていた。【山内崇章】
[2006/1/5/09:13 紙面から]
写真=母校の奈良・高田商で始動した三浦は軸足の右足かかとを浮かせる「ヒールアップ投法」を繰り返した
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