オリジン弁当株はドンキvsイオン
大手スーパーのイオンは30日、東証2部上場の弁当・総菜屋チェーンのオリジン東秀に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。オリジンには、ディスカウントストアのドン・キホーテが敵対的TOBを仕掛けており、イオンは、オリジンを助ける「ホワイトナイト(白馬の騎士)」となる格好。ホワイトナイトの出現で流通大手同士のTOB合戦となった。
オリジンの経営陣と労働組合は同日、イオンの提案への賛同を表明。両社はTOBが成立すれば、包括的な業務提携交渉に入る。
オリジンの高梨和人副社長は同日の記者会見で「ドン・キホーテとの共同出店には相乗効果が見込めず株主利益を害する恐れがある。イオンは全国展開しており事業拡大で優位性がある」と強調。イオンの古谷寛執行役副社長は「課題だった総菜事業の強化に役立つ」と説明した。
イオンは、1月31日から3月1日までの間、オリジン株をドンキ提案よりも1株当たり300円高い3100円で買い付ける。買い付け予定株数は過半数で上限を設けない。発行済み株式全株を取得すれば、金額は最大で553億円となる見込みで、オリジンの上場廃止も視野に入れている。
TOBに絡み、イオンはドンキにも応募を要請する見通し。ただ、ドンキがTOB価格を引き上げる場合は、イオンはTOB価格引き上げも検討する。
ドンキは、グループでオリジンの発行済み株式の約31%を既に保有。TOBを16日から2月9日まで最高で過半数まで取得する方針だが、オリジン側はTOBに反発していた。
[2006/1/30/19:54]
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