藤沢和師リーディング奪回だ
昨年の悔しさをバネに、頂点へと返り咲く。藤沢和雄師(54)が新年の誓いを掲げた。11年連続を逃したJRAリーディングの奪還、そしてG1制覇。珍しく明確な目標を掲げたトレーナーの姿から、今年にかける意気込みが伝わってきた。その先陣を切るのがキングストレイル(牡4)だ。まずは日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、5日)で06年のスタートダッシュを決める。
藤沢和師にとって、05年は屈辱の年だった。10年間譲らなかったJRAリーディングの座を瀬戸口厩舎に明け渡した。重賞勝ちも、わずかに3勝。G1のタイトルを手にできなかったのは00年以来のこと。
「去年は惨敗だった。48勝じゃあダメ。目標はもちろん世界だけど、まずは日本一を取り返さないと。今年はやり直します」。
年頭にリーディング奪回をはっきりと宣言してみせた。日ごろは数字や目標を明確に掲げない男が、珍しく意思表示をしたのには訳がある。厩舎をけん引してきたゼンノロブロイが、引退レースの有馬記念で8着惨敗。悔しい敗戦が、思いをより強いものにした。
「あれだけ応援してもらっているのに…。自分が情けなくなった。関東、関西と狭いことを言っていても仕方ないけど、関東が1つしかG1を勝てなかったのは、うちの厩舎とノリ(横山典)の責任。新聞に『A級戦犯』と書いてもらっていい。東西でこれだけの差があったら面白いはずがない。浦和レッズやロッテだってサポーターの応援を意気に感じて、どん底から強くなったんだ」。
ここ数年、劣勢の関東勢の中で孤軍奮闘してきた。昨年の結果を見る限り、この流れはまだまだ続く。藤沢和師は気持ちを固めた。頂点を奪還するため、今まで以上に自己主張をする。
「今年のジョッキーは横山典と北村宏。外国人はクラシックでよほど人手が足りなくならない限り呼ばない。主戦は横山。今までは他の厩舎に遠慮してきた点もあったけど、そうは言っていられない。彼もうちに乗ってもらうのが、G1へ一番のチャンスになる」。
決意の程はスタンバイする馬たちの顔触れを見れば分かる。1月開催から有力馬を惜しげもなく使う。京成杯には朝日杯FSのリベンジを狙うジャリスコライト、AJCCには遅れてきた大物マチカネキララ。重賞で大攻勢をかける。その先陣の担うのが今週のキングストレイルだ。暮れから乗り込み量は豊富。この日は坂路2本の調整で今日3日の追い切りに備えた。
「去年の暮れから馬がたまっているし、今年は最初から使っていける。まずはトレイルに期待だね。順調にきているよ」。
藤沢和師の熱い思いに応えるべく、まずはトレイルが『有言実行』の走りを見せる。リーディング奪回、G1制覇の第一歩は、この中山金杯から始まる。【鈴木良一】
[2006/1/3/06:54 紙面から]
| ウルトラ!ニッカンスポーツ・コム |
|
|
レコルト2歳王者の本領発揮だ/中山金杯 [02日20:59]
ドラゴン3度目の正直なるか/中山金杯 [02日21:03]
カンファーベスト反動なく順調/中山金杯 [02日21:13]
マントル控えても大丈夫/中山金杯 [02日21:13]
オレハマッテルゼ重賞初V狙う/京都金杯 [02日21:07]
アルビレオ今度こそ1着/京都金杯 [02日21:08]
ディアデラノビア仕上がり万全/京都金杯 [02日21:15]
ジャーニー京都マイルは得意/京都金杯 [02日21:18]
|
|