陸上女子100メートル障害の「美女ハードラー」木村文子(28=エディオン)が、ラストチャレンジで2大会連続五輪を決める。今日10日の南部記念を前に9日、北海道・厚別公園競技場で練習。日本記録と同じ参加標準記録13秒00に挑む最後の大会に向け「リラックスしていきたい」と話した。

 6月の日本選手権に優勝もタイムは13秒23。失意のレースだったが、会場で観戦していた2大会連続五輪出場の日本記録保持者、金沢イボンヌさんに「きっと南部で出るから大丈夫よー」と明るく励まされ、この日も「記録は気にしないで。次にきっと日本記録を出すと思うから自分のレースに集中して頑張ってね」と激励メールが届いた。

 今大会は特別レースが追加され、1日2本走ることが可能になった。大会側の配慮に、木村は「すごくうれしい」とチャンスをつかむ覚悟だ。【益田一弘】