国際テニス連盟(ITF)は4日、リオ五輪の本戦組み合わせ抽選を会場で開催。20年アントワープ大会以来、96年ぶりのメダルを狙う世界6位で今大会第4シードとなった錦織圭(26=日清食品)は、1回戦で同33位のラモス(スペイン)と対戦することが決まった。ラモスとの対戦成績は3勝1敗。

 順当に勝ち上がれば、3回戦で同23位のコールシュライバー(ドイツ)、準々決勝で同11位のモンフィス(フランス)、そして準決勝で前回のロンドンの覇者で同2位のマリー(英国)との対戦となる。世界王者のジョコビッチ(セルビア)とは決勝まで対戦しない。

 メダルに向けて、第1関門は、準々決勝で対戦が予想されるモンフィスだ。対戦成績は2勝0敗とリードするが、ともにフルセットの接戦。特に今年3月のマイアミ大会準々決勝では、5本のマッチポイントを奪われる薄氷の勝利だった。そこを抜ければ4強入り。マリーに敗れても、3位決定戦がある。