<富士ゼロックス・スーパー杯:広島3-1G大阪>◇20日◇日産ス

 両チームの仕上がり具合をチェックするはずが、G大阪がPKを与えた後の“プレー”がどうしても気になった。レフェリーは自信を持ってハンドのファウルだとジャッジした。丹羽は腕ではなく、顔にボールが当たったと主張し、映像でもそのように見える。レフェリーだって間違えることはある。ただ、ガンバの選手たちの淡泊さには疑問を感じた。この試合、本当に勝ちにいく気があるのかと。

 丹羽以外で異議を唱え続けたのは遠藤ぐらい。雨が降り続けたゲームだ。見えにくい部分があったかもしれない。チーム一体で意見すれば、主審が副審に状況を聞き、ハンドではないという判定になったかもしれない。フェアプレーと異議を唱えないことはイコールではない。世界基準を目指すなら、そんな細かい部分で勝利へのこだわりを見せてほしかった。それがJリーグの面白さ、世界に出ていく道しるべになる。(日刊スポーツ評論家)