<アジア杯:日本5-0サウジアラビア>◇17日◇1次リーグ◇B組◇カタール

 MF香川真司(21=ドルトムント)が、今大会初アシストで勝利に貢献した。1-0の前半13分に左サイドでパスを受けると、利き足の左ではなく、右足で中央の岡崎にセンタリング。これを岡崎が頭で決めて、リードを2点に広げた。ザッケローニ監督も納得の、連続して点を取りにいった積極的な攻撃だった。

 香川は、カタールでは珍しく雨が降り続く中、ぬれたピッチに足を取られる場面もあった。それでも持ち味の左サイドと中央のポジションチェンジを繰り返して、相手DFをかく乱。走った距離は、両軍最長の12・2キロにも及んだ。また自陣ゴール前まで戻っての厳しい守備でも相手FW陣の攻撃をストップ。試合後は「サウジアラビアは先に点を取られて、沈んでしまった。前半で勝負が決まってよかった」と話した。