U-22(22歳以下)日本代表の沖縄・石垣島合宿が23日、始まった。前日までに全選手が集合し、海外組のFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)ら24人が体力トレーニングを本格化。来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(カタール)に向けて発進した。

 久保は3月の五輪1次予選(マレーシア)以来約9カ月ぶりの招集。今キャンプ唯一の海外組として期待されるが「僕は僕の良さを出すため、ゆっくり状態を上げていければ」と泰然自若で初日の練習を終えた。

 今季はスイス1部で18試合中17試合に出場した。うち15試合が先発と定位置をつかみ4得点4アシストと結果を出した。7日に帰国した後も「少しだけ休んで、あとは走ってきた」。手倉森監督から「絞りすぎだろ」と心配されるほどシャープな顔つきで合流し「顔に出やすいだけで、体重は変わらず維持できている」と調整に自信を見せた。

 1次予選は開幕直前にぶっつけ本番で合流したが、今回は事前合宿からの参加をクラブから容認された。「調整は日本協会が調整してくれたけど、自分もクラブに『行きたい』と意思表示した」。最終予選へ連係を深めていく。【木下淳】