日本代表のMF山口蛍(26=C大阪)が「なにわのボランチコンビ」結成を心待ちにした。

 7日、茨城県内で行われている合宿に合流。今合宿から同じ大阪を本拠地とするG大阪から、20歳のMF井手口陽介が初めて代表に招集された。

 10月6日イラク戦で劇的決勝弾を決めている山口は「あの年齢で代表に選ばれるのはスゴい。(彼は)怪物。今いる(代表の)ボランチで、ボールを奪うところが1番ある」と実力を認めつつ「一緒に試合に出てもやれる」と共存を楽しみにした。

 さらに、山口は「自分のやれることを100%出して、それで陽介(井手口)の方が上だったら、自分の実力がそれまでということ。もっと(力を)伸ばしていくだけだと思う」と語り、互いに鍛え合っていく考えだ。

 11日の親善試合オマーン戦をはさみ、15日にはW杯最終予選でB組首位のサウジアラビアとの大一番を控える。山口は「J2にいる中でも毎回、代表に呼んでもらって、試合で使ってもらっている。ピッチに立った時には、しっかり結果を残さないといけない」と意気込んだ。