ロンドン五輪日本代表の関塚隆監督(51)が五輪でのメダル獲得を目標に掲げた。17日、東京・文京区のJFAハウスでブリーフィングを行い「五輪は予選突破が目標ではなく、アジアはメダルを(しばらく)取っていないので、そこを目指したい。トップ4に手が届かなくては頂点もないから」と力強く宣言した。

 五輪前の貴重な強豪との実戦の場となるトゥーロン国際大会(フランス、5月23日~6月1日)では1次リーグでモロッコ、オランダ、トルコと対戦することも決定。「(トゥーロン国際の)登録上限の20人を連れて行きたい。A代表優先で(五輪世代の)海外組もクラブが出してくれるかは分からないけど、シーズンは終わっているのから」と話し、同大会への23歳以下の海外組招集への意欲も示した。

 24日にはロンドンで開催されるロンドン五輪組み合わせ抽選会に出席。その前の21日にはFW宮市亮(19)が所属するボルトンのスウォンジー戦を視察。さらに、抽選会後にの28日にはFW宇佐美貴史(19)のBミュンヘンとDF酒井高徳(21)のシュツットガルトとの「直接対決」、29日には宇佐美が出場する可能性が高いBミュンヘンの2軍戦も視察する予定だ。