昔の岡田に戻れ!

 日本協会の名誉会長に退いた川淵三郎キャプテン(71)が16日、会長在任中の11日に日本代表岡田武史監督(51)と会談していたことを明らかにした。名誉会長の立場として全面的にバックアップしていく意向を伝えた上で、協会トップとして最後の注文をしたという。

 川淵キャプテン

 岡田はユーモアがあって明るいし面白い。仏頂面ではなく明るく話した方がいい。(マスコミの)うしろにファンがいることを忘れちゃいけない。

 岡田監督

 努力します。

 代表チームを率いて周囲からの重圧とも闘う指揮官に「もっと、地を出せ」と命じた。

 12日の日本協会評議員会で承認された07年度決算では、日本代表戦の平均有料入場者数が予想の4万人を下回る3万人強にとどまり、代表関連の事業収入も予算の44億円に届かず37億円に終わった。人気低迷の責任が岡田監督にあるわけではないが「(選手も)サポーターへのサービス精神がない」と同キャプテンは危機感を募らせている。

 犬飼新会長も代表人気復活へ「サポーターとの密着」を訴える中、川淵キャプテンの注文に岡田監督、そして選手が変身するのか注目される。