日本女子代表の佐々木則夫監督(51)が、W杯制覇をぶち上げた。佐々木監督は29日、東京・文京区のJFAハウスでニュージーランドとの親善試合(11月14日・浦和駒場)の代表20人を発表。北京五輪の壮行試合(08年7月、対アルゼンチン)以来16カ月ぶりの国内戦を前に「11年W杯の目標は優勝」と言い切った。

 強豪国とのマッチメークに苦労する男子に対し、FIFAランク6位で五輪4強の女子は順調だ。7月の欧州遠征では同2位のドイツと引き分けて、同10位のフランスに2連勝。来年1月にはチリで同1位米国や同3位ブラジルも参加予定の国際大会に参加。W杯予選を兼ねる5月のアジア杯(中国・成都)に向け、U-17W杯MVPのFW岩渕真奈(16=日テレ)ら若手が加わる可能性も高い。

 11月9日からはB代表の「なでしこチャレンジ」とU-19代表候補を加えた総勢60人で強化合宿。「選手たちと話して目標を設定するけれど、選手たちも(W杯制覇は)同じ気持ちだと思います」と言った。男子の岡田監督の目指すW杯4強については「目標は高くないと意味がないですから」と話したが、なでしこジャパンにとっては世界一は決して夢物語ではない。