<ロンドン五輪アジア2次予選:日本3-1クウェート>◇第1戦◇19日◇豊田ス

 関塚ジャパンが第1関門突破へ大前進した。MF清武弘嗣(21=C大阪)の2得点に絡む活躍と、FW大迫勇也(21=鹿島)が勝利を決定づける3点目を挙げ、クウェートに完勝した。

 左足首を捻挫したFW永井謙佑(22=名古屋)は出番なく、ベンチのまま第1戦を終えた。背番号11のユニホーム姿にはならず、控え選手が着用するピンク色のビブスのまま。それでも、快勝に大喜びで仲間を出迎えた。そしてピッチに居残り、シャトルランなどで調整した。

 試合2日前の17日練習中に左足首を痛めた。ただ負傷後の素早く徹底した処置が奏功し、腫れもすぐに引いた。「もう大丈夫です」。回復ぶりを示すように、試合前とハーフタイムにはピッチ上で左右のロングキックを蹴った。トラップ後にダッシュし、ボールも追った。前半終了時には仲間を握手で迎え、仲の良いDF比嘉のお尻に軽い左足キックを見舞ってカツを入れた。患部を気にするそぶりはなかった。

 仲間の踏ん張りで“休養”できた。「ボクは1試合少ない。自分が一番フレッシュ」。エースは2試合分の思いをアウェーでの第2戦にぶつける。【八反誠】