新生なでしこジャパンのボランチが「たなかたなか」で決まり!

 アルガルベ杯直前合宿3日目は27日に行われ、男子の明海大との練習試合を行った。佐々木則夫監督(54)は、1得点の田中陽子(19)と男子をうまくいなした田中明日菜(24)のINAC神戸コンビを絶賛。「今の段階ではたなかたなかのボランチが一番いい」と話した。攻め上がる田中陽とボールをさばく田中明と、持ち味は異なる。今回招集していない澤穂希と、左膝手術から回復途中の阪口夢穂に置き換え、アルガルベ杯での積極起用を示唆した。

 「たなかたなか」の2人もレギュラー取りに意欲満々だ。田中明は「自分も年齢的に中堅になってきて、自立していかないといけない」と自覚十分。田中陽も「高い質ですべてのプレーに関わりたい。その上で自分にしかできないミドルシュートなどを出したい」と力強く言い切った。