ザックジャパンが「幸運の組」に入った。W杯ブラジル大会の組み合わせ抽選会が6日(日本時間7日)行われ、日本はコロンビア、コートジボワール、ギリシャと同組の1次リーグC組となった。

 コロンビアは80年代から90年代にかけて活躍したMFカルロス・バルデラマの印象がいまだに強い。金色の長髪パーマヘアをなびかせながら、視野の広さを生かした必殺のスルーパスを連発して、チームをけん引した。

 現代表にはバルデラマに勝るとも劣らないカリスマ性を持ったチームの大黒柱がいる。FWラダメル・ファルカオ(モナコ)だ。バルデラマが希代のゲームメーカーだったのに対し、ファルカオは世界最高の点取り屋の1人だ。

 Aマドリードに所属していた12-13年シーズンにはメッシ(バルセロナ)C・ロナルド(Rマドリード)と得点王を争い、3位に食い込んだ。名将ペケルマン監督もファルカオを軸としたチーム作りを行い、他の選手には「ボールを持ったらまずファルカオを見る」という戦術を植え付けてきた。