G大阪のMF小椋祥平(29)が、汚名返上でチームを決勝トーナメントに導く。明日6日のACL1次リーグ最終戦となるホーム城南戦(韓国)に向け、4日は万博練習場で非公開調整をこなした。守備陣は故障者続出。ボランチから右サイドバックに配置転換し、先発濃厚な小椋は「次、勝てば上にいける。自分のいいところは1対1で負けないこと。チームのためにやる」と意気込んだ。

 3月3日に敵地韓国で対戦した際、小椋はPKを献上。0-2で敗れる悪夢を見た。次戦は、勝てば無条件で16強進出が決まるため「もう同じ失敗はしない」と心に刻んだ。千葉県出身で、プロ入り後は水戸、横浜に所属。今季からG大阪に移籍し、人生初の関西での生活が始まった。それでも「まだ大阪らしいところに行く時間がない」と言う。水戸時代は「マムシの祥平」の異名をとった守備の職人。チームの勝利に貢献し「なにわのマムシ」として不動の地位を築く。