日テレが5-2と大勝した。

 後半37分には、今季6年ぶりに古巣に戻った「ガンちゃん」の愛称を持つ、元なでしこジャパンFW荒川恵理子(35)が移籍後初出場。

 度重なる右膝付近の肉離れに苦しみ、公式戦出場はAS狭山時代の昨年12月14日皇后杯3回戦伊賀戦以来、約9カ月ぶりとなった。何度かゴール前の得点機もあったが、シュートは枠をとらえきれず、復帰ゴールは持ち越し。「シュートが入ったら良かったんですけどねえ。でも、中1から自分を育ててくれた緑のユニホームは特別なもの。昨日はワクワクドキドキで眠れなかった」と笑顔を見せた。

 この日は仲の良いINAC神戸MF澤穂希の37度目のバースデーでもあり、「これから『お誕生日』と『結婚』と、おめでとうって送ります。私の出場は伏せたままで…」とニヤリ。自身も来月30日には36歳。「自分自身はベテランだと思っていない。まだまだ現役をやりたい。(澤のように)ミセスなでしこ目指す。私の場合は家事とサッカーだけがいい。そういう理解者を探します」。13日の次節、勝ち点37の首位INAC神戸戦も心待ちにしていた。